育成会長・団委員長ご挨拶

育成会長ご挨拶 

 「ボーイスカウト」はスペイン風邪のパンデミックを襲った100年前に日本に持ち込まれました。

日本連盟初代総裁であった後藤新平は、次のような言葉をスカウトたちに残しています。

「人のお世話にならぬよう 人のお世話をするように そして報いを求めぬよう」

ボーイスカウトではボーイ隊になる時に3つの誓いをたてます、誓いの中の1つに「いつも他の人々をたすけます」と有ります、創設以来100年後に新型コロナのパンデミックが世界を襲い、ウクライナでは戦争で苦しむ人が多数発生し、皆が大変なときにこそボーイスカウトの精神と行動が必要な時だと思います今こそ、初代「後藤新平」が残した言葉の実戦ではないかと思います

新型コロナウイルスで経済活動や人々の生活にもたらした影響は、極めて甚大なものがあり多くの国々でいわゆるロックダウンが行われ、わが国でも「ステイホーム」を余儀なくされることとなりました。多くの企業や団体では、業務がテレワークで行われるようになり、学生は学校に行けず、友達に会えない期間が長期に及びました。ボーイスカウトの活動も、オンラインで行われるものが増えました。あらゆる組織でデジタル化が急速に進み、実際にやってみると、オンラインでさまざまな活動を行えることがわかりました。一方で弊害も有りました、オンラインでのコミュニケーションには、リアルでの対話に比べ、人間的な温かみや、直接話し合うことによる創造性の発揮などに欠けるところがあることは、だれもが痛感した事だと思います。

今ほど、青少年が、大自然の中でチームを作って心身を鍛え、お互いの絆を深めるというスカウト活動の重要性が高まっているときはないといえます。また、経済社会のグローバル化が進んだ現在、今回のパンデミックだけではなく、今後人類社会を襲うであろうさまざまな災厄に対して、一国だけで立ち向かうことには限界があります。国際愛と人道主義を実践し、より良き世界を目指すというスカウト活動の精神が、これからますます重要になっていくことは確実です。

「ボーイスカウト」は、健全な心と体を持ったの青少年の育成を目標とした、世界規模の社会的教育団体であり、奉仕を出来る人材を増やす事を目的とした団体です。

子どもたちの好奇心や探究心に応え、さまざまな活動をとおして、各年代にあった育成を行い、心と身体のバランスのとれた人格の形成をめざしています。

いま目の前にいるスカウト一人ひとりの育成を明るく元気に、

懸命に真摯に、そして楽しくスカウト仲間を増やす、ともに取り組んでまいりましょう。

 

育成会長 田中 勇人

 

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団委員長ご挨拶 

 

川崎 第56団の紹介

 

 

平成264月 川崎区にある3ケ団(3団 21団 30団)が統合して新たに56団として生まれ変わりました。

私たちは、目指す姿として「チーフでつなぐ団家族」を掲げ活動しています。

 1907年にイギリスで始まったボーイスカウトの運動は、正加盟161か国 加盟員数4000万人以上の世界的な組織です。団体生活を通じて、「より良き社会人を育成する」を目標に活動を展開しています。(詳しくはボーイスカウト日本連盟のホームページを参照をお願いします。URL http://www.scout.or.jp/

 

川崎56団は一般社団法人神奈川連盟 川崎地区協議会に所属しており、令和4年度6月現在で団委員・指導者数45名スカウト数43名を抱える地区内の有力な団となっております。現在はより多くの指導者及びスカウトが入団するように様々な機会に入団広報活動に取り組んでいます。団内では「一人でも多くの仲間を増やそう」を合言葉に努力しています。

当団の活動の内容はそれぞれの隊活動スケジュール、入隊に必要な費用、制服など本ホームページでご覧頂きたく存じます。

 川崎56団の関係者は指導者も保護者も共にこの活動をより楽しく、また充実したものにするため一生懸命努力をして

まいりましたが、ここ数年間は新型コロナ感染症の影響を受けて私たちが最も大事にしている野外活動も、所属するスカウト同士の楽しい集会も自粛しなければならず、残念ではありますが団員の健康維持を優先してこのような環境の中でも、可能なプログラムを模索しています。

今こそ、私たちのモットーである『そなえよつねに』の実践のために、精神的にも、肉体的に訓練が必要となるのでしょう。

少しでも興味をお持ちの保護者の皆さま、現在は集会に回数も少なくなってはいますが、どうかお気軽に私たちの集会にお出かけください。

いつでも、大歓迎致します。

 

 

私たちの活動の特徴の一つに幼年期・成長期・青年期まで一貫した集団プログラムを中心とした活動を展開しています。

ボーイスカウトの名称で親しまれていますいますが、活動には女子も男子も楽しく団体生活や活動をしています。

また、ハイキングやキャンプを通じて自分自身の行動が出来るよう、更に他の人々のお手伝いが出来るよう、それぞれの

年連別に訓練を行っています。 

 

川崎56団は、今までも、そしてこれからも変わらない姿勢で活動をして参ります。

皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

以上

団委員長

濱田 雅弘